シニアのためのシェアリングエコノミー

国家というプラットホームに依存しない「個人外交」をより広げたairbnbを応援するブログです。

イベント民泊で「民泊というもの」を理解しないでほしい

弾丸徳島阿波踊りに行ってきました。

徳島市の人口5倍以上の140万人が集まるけどインバウンド的な母数が少ないとホリエモンも言っていたのですが、確かに少なく、、

 

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現在のインバウンドの年間総数(短期移民)の2400万というのは、日本の1.2億人の人口に対して、総国民数の20%は占めているわけでして、阿波踊りに140万人の観光客が集まるなら20%の28万人は訪日客が占めてもいいわけですが、見た感じ99%ほぼ日本人だらけ。

 

問題点として、徳島県内に宿が1.4万人分しか部屋がないそうで、140万きても100人に1人しか宿がないから泊まれない。(※阿波踊りは4日間の開催)

実際自分も帰りの電車は高松までギュウギュウで立ちっぱなしでした。。。

 

そんな理由もあって、阿波踊り、リピート率が悪いみたいです。


コンテンツじゃなくてシステムのせいでコンテンツの価値が落ちちゃうという悲しいやつです。
面白いブログもサーバーめっちゃ重くて見られない的な。

 

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眉山のロープウェイから撮影

 

今の民泊の法整備において、来年の住宅宿泊事業法施行に向けてイベント民泊ということで、パソナさんがairbnbへの掲載を代行して動いて320人分の部屋を確保したそうです。田舎の人に納得してもらう大変さを考えると、民泊推進者としては大変ありがたい限りです。

 

ただ、ジャニーズのコンサートの際にもイベント需要として、民泊も賑わうんですけど、「イベント民泊」で民泊する層って、「コンテンツ目当てに訪れた場所でホテルないから民泊に泊まる」という、マナー的にちょっとアレになりがちな層なんで、、、、

イベント民泊でホストデビューした田舎の人は、これが民泊か....と民泊嫌いになってしまうリスクが高い気がします。。

 

イベント民泊で民泊のイメージが悪くならないように、民泊の定義を分類して、それぞれちゃんと認識していってもらわないとですね。。

 

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今回、徳島で初めて民泊として宿を提供してくれたホストさんのように、新しいことに挑戦するのは大変ですが、「新しいことを続けること」はもっと大変なわけです。

 

そのモチベーションになるのがお金なことは多いわけですが、イベント民泊はあくまでスポットであり、業になりにくいわけなのです。

 

これを「業にするきっかけ」に昇華していくためには、質の良いゲストとの楽しい思い出的な、「心象に残る出会いを提供できるUI/UX」がプラットフォーマーには求められている気がします。

 

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徳島駅は手動改札。駅員さんが並んで人をさばいてた・・・